今回は、深部静脈血栓症についてです。下肢および骨盤内などの深部静脈に血栓が生じた状態を深部静脈血栓症(DVT)と言います。静脈の流れは、歩行や足の運動で起こる筋肉の収縮によって助けられ長時間同じ姿勢のまま下肢(足)を動かさないでいると、静脈の血液の流れが遅くなり、血栓が出来てしまいます。症状としては、下肢の腫脹・圧痛・発赤などがみらる。 静脈の血栓は歩行などをきっかけに足の血管から離れ、血液の流れに乗って肺に到着し、肺の動脈を閉塞してしまいます。これがエコノミークラス症候群になってしまいます。診断としては、US検査・造影CT検査によって診断することが可能です。