放射線技師より
2015/8/1 今回は、肝嚢胞についてです。簡単に言うと肝臓のなかに液体のたまった袋ができる病気で、ほとんどは先天性ですが、外傷性、炎症性、腫瘍性、寄生虫などによっても嚢胞になることもあります。人間ドックなどの超音波検査によって、無症状で発見され50歳以上の女性に多くみられ、超音波検査を受けた人の約20%に発見されると報告され大きさは数mmから10cmを超えるものまでさまざまです。嚢胞が大きくなってしまった場合には、 腹部への鈍い痛み・胃に不快感・腹部腫瘤・吐き気などを引き起こします。